
1953年、長崎県生まれ。東京藝術大学特任教授。富山市ガラス美術館名誉館長。展覧会企画、アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたプロデュースを多数手がける。’95年「ベニス・ビエンナーレ」日本館コミッショナー、’00年~’01年「文化庁メディア芸術祭企画展」プロデューサー。’08年~’12年「金屋町楽市inさまのこ」実行委員長。前長崎県美術館館長、前富山大学教授。
1953年、長崎県生まれ。東京藝術大学特任教授。富山市ガラス美術館名誉館長。展覧会企画、アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたプロデュースを多数手がける。’95年「ベニス・ビエンナーレ」日本館コミッショナー、’00年~’01年「文化庁メディア芸術祭企画展」プロデューサー。’08年~’12年「金屋町楽市inさまのこ」実行委員長。前長崎県美術館館長、前富山大学教授。
京都大学文学部史学科卒業。2008年まで日本放送協会(NHK)にて、編成、番組開発、番組制作、イベント制作、及びデジタルTV、インターネット関連業務に従事。2008年より、東京藝術大学映像研究科教授に就任し、現在は東京藝術大学学長特命(広報・ダイバーシティ推進担当)、大学院映像研究科教授(アニメーション専攻)。主な受賞歴に、D&AD プロフェッショナルアワード2012、グッドデザイン賞2012 ベスト100、第15回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品など。
1971年、静岡県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、IAMASでメディアアートを学び、在学中に制作した作品「Remain In Light」(2001)は、ARS Electronica(Austria)/ Award of Distinctionを受賞。Images Festival(Canada)、VIDA4.0(Spain)ではグランプリを獲得、国際的な評価を得る。以後、真面目なユーモアと大いなる誤訳をテーマにした作品を制作、国内外の展覧会に参加。現在、富山大学芸術文化学部准教授。
1986年、東京都生まれ。日・英・韓のトライリンガル。韓国での演技留学を経て、2010年に帰国。2014年公開の主演作「水の声を聞く」では、日本語と韓国語を駆使した、希望と現実の狭間で揺れ動くミンジョン役を見事に体現し、高崎映画祭最優秀新進女優賞を獲得。「駆込み女と駆出し男」監督:原田眞人(15)、「ホテルコパン」監督:門馬直人(16)、「天国はまだ遠い」監督:濱口竜介(16)「リップヴァンウィンクルの花嫁」監督:岩井俊二(16)「後妻業の女」監督:鶴橋康夫(16)ほかドラマや舞台など多数に出演。
1963年富山市生まれ。早大政経学部卒業後、松竹に助監督入社。森﨑東、木下惠介、勅使河原宏などの監督に師事し、米国留学、プロデューサーを経て、1998年『てなもんや商社』で監督デビュー。第18回藤本賞新人賞受賞。主な作品は『釣りバカ日誌』シリーズ11~13、『ゲゲゲの鬼太郎』(07),『犬と私の10の約束』(08),『鴨川ホルモー』(09)、『おかえり、はやぶさ』(12)、『すべては君に逢えたから』(13)など。『超高速!参勤交代』(14)で第57回ブルーリボン賞作品賞、第38回日本アカデミー賞優秀監督賞など受賞。最新作『超高速!参勤交代リターンズ』が本年9月公開。
1975年、韓国生まれ。作品評価の高い多数の短編映画の主演を務め、韓国インディーズ界で信頼される存在となる。05年に初監督を務めた短編映画でソウル・インディペンデント映画祭の観客賞を受賞。自身の家を売り払ってまで制作した「息もできない」は、世界各国で40以上の映画賞を受賞。日本でもキネマ旬報の外国映画賞をはじめ毎日映画コンクールの外国映画ベストワン賞などで高く評価され、ヒットを記録。ヤン・ヨンヒ監督の日本映画「かぞくのくに」では重要な役どころで出演し話題を集めるなど、監督・脚本、俳優とマルチに活動を続けている。
1985年、富山県富山市生まれ。宝塚、宙組出身。「水戸黄門」にて映像デビュー。金曜プレステージ「所轄刑事」水曜ミステリー9「鉄道警察官・清村公三」などレギュラー出演し、現在もNHK・BS「神谷玄次郎捕物控」など多数テレビドラマなどに出演中。富山では、FMラジオ「ももcafe」にてDJ出演。BBT「内田もも香のゴルフに行こうよ」、チューリップテレビ「もも香の桃色サイクリング」、全国ネットCF「全日本冠婚葬祭互助協会」などレギュラー出演。その他、講演やライブ、イベントなどのMCや、富山県の「ふるさと使節」朝日町の「あいのトキめき大使」としても活動。朝日町の実家でカフェを営業。
1986年生まれ。富山県富山市出身。2008年ENBUゼミナール卒。大学在学中より、映像作家の岩井俊二氏が主宰するplay worksにシナリオの陪審員として参加。ENBUゼミナール卒業後は、映画監督の富樫森や呉美保らのもとで助監督として活動。その他、メイキングの撮影やPVにも参加。2010年アミューズソフトより監督デビュー。2011年より映像制作会社を立ち上げ、富山と東京を拠点にCM、PV、VP、テレビ番組などの制作を行う。
作品コメント:
イッサイの少年が見つめるイッサイの世界を彼の言葉とともに描きました。イッサイの彼の言葉を録音するにあたって生活の中で四六時中マイクをセットしていました。その甲斐あって、作品の中で様々な言葉をのせることができました。この度の公募テーマである「生まれる」に基づいて、イッサイの少年の視点から生まれたばかりの人生を描きました。
現代、世界の人々の「悲しい」はパッケージ化され、お菓子箱のように陳列されている。「悲しい」は、ある種のステータスとなり、日常で消費されていく。自分の悲しいが相手の悲しいをわからなくさせるのだ。他人の心や命の価値がわからなくなった「多感な女の子」の精神世界を描く。私にとってCGシュミレーションは「無機物」そして「制御不能」なメディアだ。私は、CGシュミレーションを自身の手のようにコントロールできない。それは、自分の心の中に突如起こる「悲しい」という現象も一緒である。
何気なく過ごしている一瞬の間に世界で起きている出来事を意識することで、瞬間を生きることの意義を。ふとした偶然をきっかけに生まれる出会いから、生きていれば幸せは誰にでも訪れ、そこからより多くの何かが生れていくということを。この二つの視点を通し、この星の出来事は偶然や小さな奇跡から生まれている、そんな広義の『生まれる』を表現した。画角は世界でも注目を浴びている9:16バーティカルフォマットと従来の16:9を合わせ、物語の意味合いだけでなく視覚的にも新たな感覚を生み出せるように配慮した。
イッサイの少年が見つめるイッサイの世界を彼の言葉とともに描きました。イッサイの彼の言葉を録音するにあたって生活の中で四六時中マイクをセットしていました。その甲斐あって、作品の中で様々な言葉をのせることができました。この度の公募テーマである「生まれる」に基づいて、イッサイの少年の視点から生まれたばかりの人生を描きました。
左右対称のふたつの要素から成る私たち。肉体だけでなく、本能と理性、主観と客観など人の成長に深く関わる精神的な部分においても、まるで双子のように対になり、人という存在を成り立たせている。当たり前だけどよく考えると奇妙、それを人の一生とその循環を描き出すことで表現した。
劇団・ヨーロッパ企画に所属する俳優・中川晴樹の初監督作品。ジャンルは、ヤクザ+ラブコメ+ミュージカル映画です。
好きな女に子供が出来た、赤ちゃんが「生まれる」。その時、極道はどうするのか?という、心の葛藤をコメディータッチで描きました。
これは一人の人間が偽りの過去と決別し、新たな自分に生まれ変わろうとする物語です。序盤はどこか不穏な空気で話が進んでいきますが、終盤のコピーワークにより、その不安は勘違いであり、実は前向きな作品だったと視聴者は気付きます。そんな『繊細なテーマに頓知を盛り込み魅力的に表現した作品』を目指し制作しました。
私は戦争を知りません。しかし、2008年8月6日に広島で灯篭流しに参加した時、美しいのにどこか物哀しい灯篭流しの雰囲気に触れ、私は「戦争は本当にあったのだ」の実感しました。この物語では、戦争について直接言及するのではなく死生観に関心を持ちはじめる少女の姿を描くことで、私たちがこの世に生れたことの不思議さ・ありがたさを表現しようと試みました。命とは何かという根本的な問いかけを、戦後70周年を迎える日本から発信できればと思い製作した作品です。(2015年シネマスコーレ主催オムニバス企画『Filmusic in 中川運河』上映バージョンの短縮版です。)
鬱屈とした日々を送る若者。決して貧困な生活を送っているわけではないにも関わらず、彼はどこか満たされないままに毎日を過ごしている。そんな中で見つけた幼い頃の日記に記された無念を果たすため、あるいはそれを言い訳に逃げるため、彼は海を見に行く。無理やりに綴った日記の続きは、死んだような日々を送る彼に「生」を与えることとなる。普段見慣れない縦長のアスペクト比という新しい映像表現に挑戦した。前半では左右が削られたことによる閉塞感を、後半では上下に広がった開放感を表すような画角を追及することで、新たな表現の可能性を模索した。