富山水辺の映像祭スフィア2016

公募テーマ 「生まれる」

審査員 ※敬称略、五十音順
伊東順二 (富山水辺の映像祭総合プロデューサー)
伊東順二
伊東順二 (富山水辺の映像祭総合プロデューサー)

1953年、長崎県生まれ。東京藝術大学特任教授。富山市ガラス美術館名誉館長。展覧会企画、アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたプロデュースを多数手がける。’95年「ベニス・ビエンナーレ」日本館コミッショナー、’00年~’01年「文化庁メディア芸術祭企画展」プロデューサー。’08年~’12年「金屋町楽市inさまのこ」実行委員長。前長崎県美術館館長、前富山大学教授。

岡本美津子 (東京藝術大学学長特命(広報・ダイバーシティ推進担当),大学院映像研究科教授(アニメーション専攻))
岡本美津子
岡本美津子 (東京藝術大学学長特命(広報・ダイバーシティ推進担当),大学院映像研究科教授(アニメーション専攻))

京都大学文学部史学科卒業。2008年まで日本放送協会(NHK)にて、編成、番組開発、番組制作、イベント制作、及びデジタルTV、インターネット関連業務に従事。2008年より、東京藝術大学映像研究科教授に就任し、現在は東京藝術大学学長特命(広報・ダイバーシティ推進担当)、大学院映像研究科教授(アニメーション専攻)。主な受賞歴に、D&AD プロフェッショナルアワード2012、グッドデザイン賞2012 ベスト100、第15回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品など。

西島治樹 (メディアアーティスト・富山大学准教授)
西島治樹
西島治樹 (メディアアーティスト・富山大学准教授)

1971年、静岡県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、IAMASでメディアアートを学び、在学中に制作した作品「Remain In Light」(2001)は、ARS Electronica(Austria)/ Award of Distinctionを受賞。Images Festival(Canada)、VIDA4.0(Spain)ではグランプリを獲得、国際的な評価を得る。以後、真面目なユーモアと大いなる誤訳をテーマにした作品を制作、国内外の展覧会に参加。現在、富山大学芸術文化学部准教授。

玄理 (女優)
玄理
玄理 (女優)

1986年、東京都生まれ。日・英・韓のトライリンガル。韓国での演技留学を経て、2010年に帰国。2014年公開の主演作「水の声を聞く」では、日本語と韓国語を駆使した、希望と現実の狭間で揺れ動くミンジョン役を見事に体現し、高崎映画祭最優秀新進女優賞を獲得。「駆込み女と駆出し男」監督:原田眞人(15)、「ホテルコパン」監督:門馬直人(16)、「天国はまだ遠い」監督:濱口竜介(16)「リップヴァンウィンクルの花嫁」監督:岩井俊二(16)「後妻業の女」監督:鶴橋康夫(16)ほかドラマや舞台など多数に出演。

本木克英 (映画監督)
本木克英
本木克英 (映画監督)

1963年富山市生まれ。早大政経学部卒業後、松竹に助監督入社。森﨑東、木下惠介、勅使河原宏などの監督に師事し、米国留学、プロデューサーを経て、1998年『てなもんや商社』で監督デビュー。第18回藤本賞新人賞受賞。主な作品は『釣りバカ日誌』シリーズ11~13、『ゲゲゲの鬼太郎』(07),『犬と私の10の約束』(08),『鴨川ホルモー』(09)、『おかえり、はやぶさ』(12)、『すべては君に逢えたから』(13)など。『超高速!参勤交代』(14)で第57回ブルーリボン賞作品賞、第38回日本アカデミー賞優秀監督賞など受賞。最新作『超高速!参勤交代リターンズ』が本年9月公開。

ヤン・イクチュン (映画監督)
ヤン・イクチュン
ヤン・イクチュン (映画監督)

1975年、韓国生まれ。作品評価の高い多数の短編映画の主演を務め、韓国インディーズ界で信頼される存在となる。05年に初監督を務めた短編映画でソウル・インディペンデント映画祭の観客賞を受賞。自身の家を売り払ってまで制作した「息もできない」は、世界各国で40以上の映画賞を受賞。日本でもキネマ旬報の外国映画賞をはじめ毎日映画コンクールの外国映画ベストワン賞などで高く評価され、ヒットを記録。ヤン・ヨンヒ監督の日本映画「かぞくのくに」では重要な役どころで出演し話題を集めるなど、監督・脚本、俳優とマルチに活動を続けている。

ゲスト審査員 ※敬称略、五十音順
内田もも香 (女優)
内田もも香
内田もも香 (女優)

1985年、富山県富山市生まれ。宝塚、宙組出身。「水戸黄門」にて映像デビュー。金曜プレステージ「所轄刑事」水曜ミステリー9「鉄道警察官・清村公三」などレギュラー出演し、現在もNHK・BS「神谷玄次郎捕物控」など多数テレビドラマなどに出演中。富山では、FMラジオ「ももcafe」にてDJ出演。BBT「内田もも香のゴルフに行こうよ」、チューリップテレビ「もも香の桃色サイクリング」、全国ネットCF「全日本冠婚葬祭互助協会」などレギュラー出演。その他、講演やライブ、イベントなどのMCや、富山県の「ふるさと使節」朝日町の「あいのトキめき大使」としても活動。朝日町の実家でカフェを営業。

坂本欣弘 (映画監督)
坂本欣洋
坂本欣弘 (映画監督)

1986年生まれ。富山県富山市出身。2008年ENBUゼミナール卒。大学在学中より、映像作家の岩井俊二氏が主宰するplay worksにシナリオの陪審員として参加。ENBUゼミナール卒業後は、映画監督の富樫森や呉美保らのもとで助監督として活動。その他、メイキングの撮影やPVにも参加。2010年アミューズソフトより監督デビュー。2011年より映像制作会社を立ち上げ、富山と東京を拠点にCM、PV、VP、テレビ番組などの制作を行う。

森雅志 (富山市長)
森雅志
森雅志 (富山市長)

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富山水辺の映像祭スフィア TOYAMA WATERFRONT FILM FESTIVAL SPHERE
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
TEL:076-443-2054 FAX:076-443-2190
E-mail toyamamizube@thinktoyama.jp
Toyama Waterfront Film Festival Sphere 2016

上映映画情報

K-movie-Jフェスタ@TOYAMA 上映映画情報

1.上映スケジュール

10/29(土)
場所:TOYAMAキラリ ファーストバンクキラリホール
15:50~ 「天国はまだ遠い」

10/30(日)
場所:TOYAMAキラリ ファーストバンクキラリホール
10:50~ 「きみはいい子」
13:05~ 「国際市場で逢いましょう」
15:30~ 「真白の恋」

開催概要はこちら

2.上映作品リスト

『天国はまだ遠い』
2015年/濱口竜介監督
出演:岡部尚、小川あん、玄理
三月(みつき)は17歳で死んだ。それ以来、同級生である雄三に取り憑いて現世に留まっている。ある日、三月の妹の五月(さつき)が雄三にインタビューを依頼してくる。亡くなった姉の関係者を取材して、姉に捧げるドキュメンタリーを作るのだという・・・。昨年のロカルノ国際映画祭で主演女優賞を獲得したことで注目された「ハッピーアワー」クラウドファンディング特典として企画された、短編作品。

『天国はまだ遠い』 2015年/濱口竜介監督
© 2015 KWCP

『きみはいい子』
2015年/呉美保監督
出演:高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也
まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面的な付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美。他人と話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知らない小学生のみ、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ。とあるひと町に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子どもたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出すさまを、「そこのみにて輝く」の呉美保監督が、進撃にそして丁寧に映し出す。

『きみはいい子』 2015年/呉美保監督
© 2015 「きみはいい子」製作委員会

『国際市場で逢いましょう』
2014年/ユン・ジェギュン監督
出演:ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、スンホ(東方神起)
幼い頃、朝鮮戦争時の興南撤収作戦による混乱の中、父、そして妹と離れ離れになり、母と残された2人の弟妹と共に避難民として釜山で育ったドクス。成長したドクスは父親の代わりに家計を支えるため、西ドイツの鉄鉱への出稼ぎや、ベトナム戦争で民間技術として働くなど幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。しかし、彼は家族のためにいつも笑顔で必死に激動の時代を生き抜いた。最後に交わした父との約束のためにー。“貧しくつらかったあの時代。自分ではなく家族のために生涯を生きた父を見ながらいつも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。祖父、祖母、そして父、母の世代全て人に感謝の気持ちを贈りたい”。韓国で1,132万人を動員した「TSUNAMIーツナミー」で観客を感動に包み込んだユン・ジェギュン監督が、家族への愛情をあふれる物語を描き出した。

『国際市場で逢いましょう』 2014年/ユン・ジェギュン監督
© 2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

『真白の恋』
2017年/坂本欣弘監督
出演:佐藤みゆき、岩井堂聖子、福地祐介、長谷川初範
渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族と共に富山で暮らしている。見た目にはそれとわからないが、真白には、ごく軽度の知的障がいがある。日常生活に支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番したり、飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやって来たフリーカメラマン、油井景一に出会う。真白の、生まれて初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で何を感じ、どう成長していくのか・・・。自然豊かな富山に暮らす、ひとつの家族の、「葛藤」と「優しさ」を描く。この映画が、あなたの心に響くことを願って。

『真白の恋』 2017年/坂本欣弘監督
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